【備忘録】Windowsからラズパイにリモート接続する方法

この記事は約3分で読めます。

目標

ラズパイでロボットを作る際、毎度HDMIケーブルをモニターに接続するのは面倒です。そこでVNCを用いて遠隔ログインする方法が考えられます。これまでは、WindowsPCにVirtualBoxをインストールし、仮想環境からRemminaを立ち上げていましたが、地味に時間や手間がかかり不便です。そこで、普段使っているWindowsのPCから、もっと簡単にRemminaを使って遠隔操作できないか試した次第です。

接続方法をRemminaに限定せず、VNC Viewerを使えばもっと簡単でした。でもRemminaには、アカウントは必要ないという利点があります。

実行環境

ホスト側:Windows11のノートPC

ゲスト側:Ubuntu20.04LTSをインストールしたラズパイ4

ホスト、ゲストともにwifiを通じてローカルネットワークに接続済み。

手順

まず、全体の流れは、下記の3ステップ。

  1. ラズパイのIPアドレスを固定する。
  2. ラズパイをモニターレスで操作できるようにする。
  3. WindowsPCで設定をする。

ラズパイのIPアドレスを固定する

Remminaからアクセスするにはゲスト側のIPアドレスが既知である必要があります。そこで、IPアドレスを固定し、常に同じIPアドレスを持つように設定します。

具体的な方法は、下記サイトを参考に進めました。本記事では、固定IPアドレスを「192.168.XX.YY」と設定したものと仮定し、話を進めます。

Ubuntu 20.04 LTSで固定IPアドレスを設定する方法【デスクトップ編】
Ubuntu 20.04 LTSのデスクトップ版で「固定IPアドレス」を設定する方法を、初心者にも分かりやすく解説します。Ubuntuをインストールした人の中には、「Windows PCやスマートフォンからUbuntuに接続して使いたい!」

ラズパイをモニターレスで操作できるようにする

ラズパイの仕様上、HDMIケーブルを差さずに起動するとGUIが使えません。そこで、HDMIケーブルの接続に関する設定をいじり、モニターなしでもGUIが使えるように設定します。

下記サイトを参考に、/boot/firmware/config.txtに加筆しました。画面共有設定の許可なども忘れずに!

ラズパイ(Ubuntu)モニタレスで VNC - Qiita
超便利 モニタレス VNCモニタレスでラズパイをリモートデスクトップ操作すると便利 \(^^)/ページ最後の方の「モニタレスの設定」をすることで、ラズパイ起動前後の関係無しにHDMIモニタケーブ…

WindowsPCで設定をする

WindowsPCにLinuxをインストールします。以前はVirtualBoxを使っていましたが、今回からはWSLを使います。詳しい説明はGoogle先生にお任せするとして、WSLを使うと簡単にLinux環境をWindows上に構築できます。また、WindowsとLinux間のデータのやり取りも楽で、WordやExcelのようなアプリを使う感覚で、Linuxを動かすことができます。

まず、下記サイトを参考にWSLをインストール。GUIアプリを使えるようにする。

WSL2のインストールを分かりやすく解説【Windows10/11】
Widows上でLinuxが使えるWSL2をインストールしてみました。WindowsでLinuxコマンドが使えますし、開発環境としても便利に使えます。

最後に、Remminaをインストール。

sudo apt install remmina

Remminaを起動する際は、端末から「remmina」と入力しエンターするだけ。

まとめ

以上の設定により、毎度VirtualBoxを起動する必要がなくなり、より簡単にラズパイで作業できるようになりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました